著作権のグレーゾーンを一刀両断!4つの例で見分ける境界線【ITパスポート対策】

目次

ITパスポートによく出る著作権問題

あれ、アルゴリズムって著作権あるんだっけ?

と迷ったあなたへ。

ITパスポートの勉強をしていると、「これは著作権の対象になるの? ならないの?」と迷う場面に出くわします。

特に、アルゴリズム、プログラム言語、操作マニュアル、フリーソフトといったIT特有の用語は、意味があいまいなままだと混乱しやすいもの。

実際に過去問でもこうしたひっかけ問題がよく出ていて、「なんとなく」で選んでしまうと間違えがちです。


この記事では、「著作権の対象になるもの・ならないもの」を、よく出る4つの具体例を使ってシンプルに分類します。あわせて、ITパスポート試験の過去問も紹介しながら、すっきり理解できるように解説していきます。

試験で迷わず選べるようになることを目指して、一緒に整理していきましょう。


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著作権ってどんなもの?まずはざっくり理解

著作権は、ざっくり言えば「人が創作した表現」を守るための権利です。

文学や音楽、絵画だけでなく、ITの分野でもプログラムやマニュアルなどが著作権の対象になります。

ここで大事なのは、「何でもかんでも著作権の対象になるわけではない」ということです。

ポイントは次の2つ。

  1. 表現があるかどうか

    たとえば、操作マニュアルやソースコードのように、人間が言葉や記号を使って表現したものは著作権の対象になります。
  2. アイデアや手法そのものは対象外

    どんなに画期的なアイデアや、複雑な計算手順(アルゴリズム)でも、それ自体は著作権の保護対象にはなりません。著作権は「中身」ではなく「表現されたかたち」に与えられるものだからです。

このルールを頭に入れておくと、試験問題でも「表現か?それともアイデアか?」という観点で判断できるようになります。

著作権になる?ならない?迷いやすい4つの例を一刀両断!

ITパスポートの試験では、著作権の対象になるかどうかを見分ける力が求められます。

特に、以下の4つは毎年のように出題され、迷いやすいポイントです。

ここでは、それぞれについて「著作権の対象になるのか」「ならないのか」、その理由と一緒に整理してみましょう。

1. インターネットに公開されたフリーソフトウェア

著作権の対象になる

たとえ無料で配布されていても、ソフトウェアは創作されたプログラム(表現)です。

著作権は存在しており、無断で複製や改変をすることは原則としてできません。

2. データベースの操作マニュアル

著作権の対象になる

マニュアルは、人間が分かりやすく説明するために工夫して書いた文章です。

創作性があるとみなされ、著作権で保護されます。

3. プログラム言語

著作権の対象にならない

言語は「道具」のようなものであり、誰でも使える共通の手段です。

仕組みや構文ルールは表現ではないため、対象外となります。

4. プログラムのアルゴリズム

著作権の対象にならない

アルゴリズムは「こういう順番で処理する」という手順や考え方であり、アイデアや方法にあたるため、著作権の保護対象にはなりません。

なぜアルゴリズムは著作権の対象外? レシピの例でスッキリ理解

試験では「プログラムは著作権の対象になる」「アルゴリズムはならない」と覚えておけば正解できますが、
その理由をちゃんと理解しておかないと、似た選択肢で混乱しがちです。

実はこの違い、料理のレシピにたとえるとすごくわかりやすいんです。

アルゴリズム = レシピの「作り方の中身」

たとえば「オムライスの作り方」。

  1. ご飯を炒める
  2. ケチャップで味つけする
  3. 卵で包む

このような手順そのものは、誰でも思いつくし、同じような流れになりがちです。

つまりこれは、「考え方・方法」であって、アイデアの領域なんです。

著作権の対象にはなりません。

プログラム = レシピの「書き方・説明の仕方」

一方、料理本に載っているレシピ文の例を見てみましょう。

フライパンにバター10gを熱し、みじん切りにした玉ねぎをしんなりするまで炒める。
ご飯を加え、ケチャップ大さじ2を入れて炒め合わせる。

このように、どんな順番で、どんな言葉で、どのように伝えるかは人によって違います。

だからこの文章には、その人の創作性(=表現)があります。

これは著作権の対象になります!

ITの世界でも同じ構造

たとえ実際の用語著作権の対象?
作り方の中身アルゴリズム(手順)✕ 対象外
書き方・説明プログラム(コード)〇 対象

補足:アルゴリズムは著作権ではなく特許の対象になることもある!

アルゴリズムとプログラムの違いを理解するうえで、「何が著作権で守られて、何が特許になるのか」を知っておくと安心です。

アルゴリズムとプログラムの関係はこう考えるとスッキリ!

これまで、

  • アルゴリズムは「こうすればうまくいくよ」という考え方や手順
  • プログラムは、その方法をコンピュータに伝えるための具体的な表現

という考え方を学んできました。

アルゴリズムは「方法」なので著作権では保護されませんが、
それが技術的に新しくて有用なら、
特許として保護されることがあることがあることも、合わせて学んでおきましょう。

ITパスポートでも役立つ知識! 知的財産権の違いをざっくりと

ITパスポート試験では、「著作権・特許・商標」などの知的財産権の違いがよく問われます。

このとき、以下の違いを押さえておけばひっかけ問題にも強くなれます。

▼知的財産権の違い(著作権・特許・商標)

種類保護の対象登録の必要性保護期間
著作権表現(文章、コード、音楽など)不要(自動で発生)原則:作者の死後70年など
特許技術的な発明・方法必要(出願して審査)原則20年
商標商品やサービスの名称・ロゴなど必要(出願して審査)原則10年(更新可能)

要点メモ:

  • 著作権:創作した瞬間から自動で権利が発生。登録不要。
  • 特許・商標:出願して審査に通らないと権利にならない(=申請型)。
  • 試験でもこの違いはよく問われる!

著作権があるかを問うひっかけ対策の覚え方

考え方は自由に使える。でも、人の説明のしかたはパクっちゃダメ!

この感覚を持っていれば、著作権と特許の違いも見極めやすく、試験対策としてもバッチリです。

実際のITパスポート過去問で確認!

ここまでの理解を、実際の問題で確認してみましょう!

【問題】

次のア~エのうち、著作権法によって保護の対象となり得るものだけを全て挙げたものはどれか。

ア. インターネットに公開されたフリーソフトウェア
イ. データベースの操作マニュアル
ウ. プログラム言語
エ. プログラムのアルゴリズム

【選択肢】

  1. ア、イ
  2. ア、ウ
  3. イ、エ
  4. ウ、エ


(令和3年度 ITパスポート試験問7より)

正解と解説

【正解】
→ 1. ア、イ

【解説】

  • アとイは人間の表現による創作物として保護対象
  • ウとエはアイデア・方法にあたるため対象外

表現か?アイデアか?」という軸で見分けることが重要です。

まとめ:「表現OK、アイデアNG」で覚えよう!

著作権の線引きはややこしく見えますが、たった一つの視点で整理できます。

それは、「人の創作による表現かどうか」。

  • 表現されているもの(文章、プログラムなど)→対象になる
  • アイデアや手法(考え方、言語、アルゴリズムなど)→ 対象にならない

この違いをおさえておけば、試験でもひっかかりにくくなります。

表現OK、アイデアNG!

試験直前でもこのフレーズを思い出せば、きっと迷わず選べるはずです。


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